犯してしまった罪をつぐない、社会の一員として立ち直るには、本人の強い意志と地域社会の支援が必要です。吾妻の更生保護は、地域社会の理解と協力のもと、保護司や更生保護女性会、関係機関、諸団体の連携によって推進されています。
更生保護活動は、安全・安心な社会実現のため、犯罪や非行をした人たちの立ち直りを支える活動です。日本の犯罪の約6割は再犯によるものです。立ち直りを支援する再犯防止活動が、地域の安全につながります。 罪を犯した人の立ち直りには、本人の努力はもちろんのこと、地域社会の中に居場所があるという安心感と、仕事の確保による経済的な自立が必要です。 立ち直りを支えるのは「地域のチカラ」です。ご理解ご協力をお願いいたします。
更生保護を支える民間ボランティアが保護司です。保護司法に基づき法務大臣から委嘱を受けた非常勤の国家公務員(給与は支給されません)です。 吾妻郡(吾妻保護区)には43名の保護司が、保護観察対象者に指導や助言を行う保護観察、刑務所や少年院に収容されている人の釈放後の帰住先の調整や調査をする生活環境調整、犯罪予防活動、などに従事しています。
保護司会は保護司法に定められた組織で、保護司研修の実施や、関係機関や地域の諸団体と連携し、「社会を明るくする運動」などの犯罪予防活動などを行っています。 吾妻郡(吾妻保護区)保護司会は、吾妻更生保護サポートセンター内に事務局を、郡内6町村に支部を置きます。 ■ 吾妻保護区保護司会の令和6年度主な行事予定(PDF195KB)
更生保護女性会は、女性の立場から更生保護の啓蒙活動を行うボランティア団体です。 吾妻地区更生保護女性会は二百数十名の会員で、家庭や非行防止を地域住民と考えるミニ集会などの更生保護の啓蒙活動や更生保護施設訪問など、多様な活動を展開しています。 ■ 吾妻地区更生保護女性会の令和6年度主な行事予定(PDF195KB)
犯罪や非行歴がある人たちに就労の場を提供し、その更生を支援する協力事業主(吾妻郡内25事業所)にご協力をいただき、平成28年2月に「吾妻更生保護事業主会」が結成されました。 群馬県内各地区の事業主会と連携を図りながら協力事業主の拡大に努め、更生保護事業の充実発展に寄与していきたいと考えています。
BBS会(Big Brothers and Sisters Movement)は、様々な問題を抱える少年と、兄や姉のような身近な存在として接しながら、少年が自分自身で問題を解決したり、健全に成長していくのを支援する青年ボランティア団体です。